ではHistar Giu 99の続きをやっていきます
今回はAurora Airと投げ比べ前に先行して分解整備編を公開しました
果たしてGiu 99の中身は…
特にバリなどは無く、意外としっかり作り込まれてました
Aurora Airを分解したことある人ならわかるかもしれませんが、中身はほぼ一緒です
今回ボールベアリングがついてた場所が
スプール
サイドカップ
メカニカルの受け軸
メインシャフト上下
ローラーベアリング合わせて5+1
Aurora Air 6+1に対しGiu 99 5+1と1つ減少
減少した場所が
ピニオンギアの受け軸
ベアリングからプラスチックブッシュに変わって軽量化を図ってますね
しかし軽くなった分、弊害も起きてしまった
そうこのGiu 99
Aurora Airよりも巻き感良くない😒
決して悪いのではなくAurora Airと比べるとあまり良くなかった…
あれ?Aurora Airの上位機種なのにどうして?
今回はこの原因を解剖します
- 何故巻き感が悪いのか -
原因その1
「軽量化によるギアの精度低下」
1番疑いがあるのが今回使用されてるメインギア
かなりブランキング加工がされてます
メインギア単体の重さはなんと4.5g
実は以前YouTubeコラボさせていただきました
【まるパン氏】
まるパン氏はGiu Dragonを購入し、ハルアキもお借りして使わせてもらいました
Giu 99と違いシルキーな巻き感
Aurora Airよりも全然巻き感良い❗️
んで、まるパン氏にお願いしてDragonのメインギア単体の重さを測ってもらいました
Giu Dragonはメインギア単体で5g
その差0.5.g
しかもこっちのギアはブランキング加工無し
アリエクのカタログに書いてある通りメインギアは別物みたいです
本題のブランキング加工で巻き感悪くなるの?ってことですが
元々軽いものを更に軽くするため肉抜きすることは全然問題ありません
しかしその「肉抜きの精度」ここが1番重要
ましてやメインシャフトの貫通穴に近いところに肉抜きしてるもんだから更に精度が必要になってきます
この肉抜き穴の精度が悪いと真芯で回るはずのものがバランス悪くなりハンドルの※縦ブレが起こりやすくなります
(※縦ブレとはハンドルを巻いた時、ガコガコしたり突っかかりがあったりする状態です)
今回ハルアキのGiu 99はそれにあたります
原因その2
「ギアの噛み合わせが悪い」
メインギアとピニオンギアの噛み合わせ
ここの噛み合わせがハンドルの巻き感やトルクに響きます
安い中華ベイトリールだと通常ギア山はフラット(歯車タイプ)でゴリゴリしてますが
幸いにもGiu 99はギア山が斜めに切っており噛み合わせを良くする構造になってます
例えるならシマノのマイクロモジュールギア
あと言えることは今回ギアの素材がジュラルミンではなくアルミってこと
(もしかしたらジュラルミンかもしれません)
ハルアキの知識の中だとアルミよりジュラルミンの方が強度あった気がします🤔
どちらにしろ精度が悪いとギアの変形(歯こぼれ)による巻き感低下の可能性も…🙄
原因その3
「そもそもリール自体の精度が悪い」
こればかりはハルアキなんも言えねぇ🤷♂️
Histarのリールは個体差が激しく代表リールとしてAurora Airが有名
今回Giu 99もそれに該当するかもです🥹
ここはリールガチャ運になってしまいますが、現状購入された方々からの情報だと巻き感はあまり良くない声を聞きます😒
まとめ
ハルアキの中で
Dragon > Aurora Air > Giu 99の順に巻き感は良かったです
改善する方法は0.5gほど重くなってしまいますがDragonのメインギアが手に入れば巻き感良くなるかと思います
ここは個体差の影響もありますので皆さんの運次第❗️と無責任なことを言っちゃいますが
本気で直すのであればメインギアの交換、ギアのグリスアップ、ローラーベアリングのグリスアップなど試してみてください🤷♂️
次回Giu 99 vs Aurora Airの投げ比べ動画を公開します😊
では今回はここら辺でお暇🫡
Giu 99分解整備の動画↓こちらから
まるパン氏YouTubeチャンネル
ハルアキのYouTubeチャンネル